約 184,340 件
https://w.atwiki.jp/gundamfamily/pages/347.html
真夜中のノックスの街。 時刻は午前零時を回り、中央に聳え立つボストニア城は静寂を保っている。 しかし……その静寂は突如、鳴り響いたサイレンの音と城の外観を照らすサーチライトが掻き消した。 ナイトキャップを被り、フリル付きのパジャマ姿のグエン卿が慌てて廊下に出る 「このサイレンは何か!?」 警備主任のミハエル大佐が部下に確認を取りながら、事態の確認を急ぐ 「ハッ!今、調べてる最中でして……ん、何?宝物庫のアラームなのか?」 廊下の向こうからヤーニが走ってくる 「ミ、ミハエル大佐……、ゼェ…宝物庫に…ハァ…この、カードがぁ!」 「見せろ!……何だというのだ?」 グエン卿がヤーニから奪い取ったカードの表は、骸骨と交差する骨の絵柄がプリントされていた。 裏には文字が綴られていた。その文字を読み上げると…… 「CROSS-BONES!?」 グエン卿の隣り立つミハエル大佐はその単語を聞き、青ざめる 「………キンケドウ=ナウだと!!」 同時刻、ノックスの城下町をパトカーのサイレンが響き渡る。 ボストニア城からの通報を受けて出動したシロー以下、08分署のパトカー数台がノックスの街の大通りを走る。 シロー「今夜も早速、ご登場かよ…」 警察無線を聞くミケル「ハイ…了解!…シロー隊長、キンケドウはボストニア城から未だ出ていないようです!」 シロー「よし、城の出入り口に固めるんだ!手配急げよ!!」 シーブックは、ボストニア城の外壁を照らすサーチライトを避けて走る。 「ミリシャの出足…思ったより早いんじゃないの?」 その姿は全身黒づくめの特殊スーツを着て、顔を黒いアイマスクで隠し 全身を覆う程の大きなマントを靡かせながら、時たまサーチライトに照らされるその黒いシルエットは…… キンケドウ=ナウその人だった。 「…毎回、いいもんじゃないよ……夜、徘徊するのは。 不良になっちまう…(イヤホン越しの通信を聞いて)……08分署に通報した?了解」 シーブックこと、キンケドウ=ナウは宝物庫から盗み出した箱を抱え、ボストニア城の外壁を走り抜ける。 ボストニア城門前では、08分署のパトカーが数台横付けされ、 ミリシャ(ノックス領内施設警備隊)と警察が小競り合いを繰り返していた。 シロー「通報したのはそっちだろ?なんで現場に入れない?」 ヤーニ「通報なんぞしておらん!そもそもボストニア城は治外法権だ!ミリシャの領域なんだよ! お前等よそ者が立ち入っていい場所ではないんだ!」 サンダース「隊長!キンケドウです!!」 シロー「何!?」 サーチライトが交差する夜空をキンケドウはマントを羽根のように広げ、軽やかに舞っている。 ヤーニ「ようし!目標を捕捉し、各自発砲を許可す……わっ!?何をする!!」 シローはヤーニの構えたライフルを手で抑える「発砲は止めろ!キンケドウを捉える事が先決だ!!射殺なんかさせやしないさ」 ヤーニ「何を…離せ!このを!」 キンケドウは下の騒ぎを見ながら夜空をグライダーの如く滑空している。 下からのサーチライトが照らす闇夜の中、ボストニア城内を抜け、ノックスの市街地へと飛んでいく。 「シロー兄さん……ご免ね。利用しちゃって…」 ボストニア城内には 「ミリシャは何をやってる!?アレはローラに贈るモノなのだぞ!!」独り、激昂するグエン卿が居た。 「方角から言って……この辺、の筈……よね?」 ノックスクロニクルの新聞記者フランは数ヶ月前から怪盗キンケドウ=ナウの事件の取材を続けていた。 今夜も警察無線を傍受して、キンケドウが逃げ込んだと思われるノックスの市街地へ向かい 写真の一枚でも撮れれば……と、カメラを構えている。 治安が特別に良い街では無いノックスを、女性が深夜に独りで出歩くのは危険が伴う。 が…フランは記者として、世間を騒がせている怪盗キンケドウを追わずには居られなかった。 世間、マスコミ全般の評判は…… 『闇夜を舞う義賊、富める者から奪い、貧しき者を助ける、法の裁きを逃れる悪を正す者』 噂に尾ひれが付き、若干の誇張もあるだろうが、大方は庶民の味方。一部分においてはヒーロー視されていたりもする。 そのような評判の立つ怪盗キンケドウの真の姿を暴き、ジャーナリズムの元、白日の下に晒そうという志なのだ。 そんな気負いが彼女に無茶をさせているのかもしれない。 「もしかして…そこの裏通りに居たりして……」裏路地に入るフラン。 ガチャ!カラ~ン!…カラ~ン… Σ(゚д゚;三;゚Д゚) 「きゃあ!?」 自分の足で路地に落ちている空き缶を蹴ったようだ…薄暗い路地なので足元が見えていなかったようだ。 「……ふ~~ぅ…何だ、空きか…ん!?」 暗闇の中から突如、怪盗キンケドウ=ナウがフランの目の前に現れた! 不意を突かれたフランは、声が出せなかった…… キンケドウは咄嗟にフランを羽交い絞めにして、口を塞ぐ。 「な…、キ、キンケ……ぐ……は、離しなさ……」 フランは手足をバタつかせて力の限り抵抗するも、女の力では敵う筈もなく…成すがままにされ…… (私…どうなるの!?……キンケドウは人殺しをしないと聞くけど……) これで最後?…とフランが半分、諦めかけたその時。 「こっちに降りていったぞ!!探せ!!カレンは向こう側を頼む!」 シローの掛け声の下、08分署の警官達がフランとキンケドウが鉢合わせしている裏路地の直ぐ脇を 駆け足で通り過ぎて行った。 キンケドウは警官達がこの付近を走り去ったのを確認すると、フランを放し、 「驚かせて悪かったね…」と言い残すと。路地の奥、暗闇の中へと走って行ってしまった。 フランは腰が抜けてその場に座り込んでしまった。 兎に角、最悪の事態は脱したのだ……ホッとして、一息つき 「はぁ……助かった…………………………ん……これは?……」 フランの手には銀のロケットが力強く握られていた。 どうやら、先程のキンケドウと遭遇した際、羽交い絞めにされないよう、 無我夢中で暴れた時にキンケドウの胸元を掴んだ時に首に架けてあったモノを引きち切り 結果として握っていたモノらしい。 「……キンケドウ……の、持ち物?……」 裏路地から移動したキンケドウは警察の追跡を交す為、 民家の屋根に登り、屋根から出ているエントツの影に隠れていた。 携帯スキャナを取り出し、宝物庫から盗み出した宝石のデータをモバイルで送信する。 「キッド。トレースした情報を送る、確認してくれ………」 通信待ちをしていたキンケドウにサーチライトが当る サンダース「隊長!居ましたぁ!!あの赤い屋根の家、エントツの側です!!」 シロー「よし、左右から行くぞ!!カレンとテリーは左、サンダースは俺と右からだ!!」 シロー達は屋根に登り、左右からキンケドウを追い詰める作戦だ。 「そうか……これも違うのか……どうする?返すか?」 シドが無線に割り込み「wwヘ√レvv─今月も色々物入りでな……必要経費として貰っておこう─wwヘ√レvv─御曹司もこれ位で腹は痛まんだろう」 「分った……」シーブックは左右を見回し、ジリジリと警官達が迫っているのを確認出来る。 「今だあ!捕まえろ!!」シローの号令の元、左右から一斉にキンケドウに飛び掛る警官達。 「けど…」ブーツの底に仕込んでるアポジモーターが噴射。足元が光り、 「店の売上には入れてくるなよ!」 アポジモーターの推進力で警官達の頭上を飛び越えるとマントを羽根のように両腕で開き、再び闇夜に飛び去る。 キンケドウのシルエットが月夜に浮かび、それを苦々しく見るシロー 「チィ!!又、逃げられたのか……」 CROSS-BONESアジトにて、薄暗い照明の中、山積みされている機器のランプが点滅している。 シドはインカムを外して 「アイツも痛い処を突いてくる……しかし、こっちも準備には何かと金が掛かるんじゃがなぁ……」 ディスプレイの光りに照らされているキッドはキーボードを素早く叩きながら「シーブックは真面目なんだよ!」 シド「真面目な……盗賊か、アイツらしいと言えばらしいかもな……」 明け方。 キンケドウは自宅の塀を飛び越え、庭に入ると 素早く黒ずくめの衣装を脱ぎ、キンケドウからシーブックに戻り、道具一式をバックに詰める最中に 「あれ?…ロケットが無いや……どっかで落としたのかな?……後で探しにいかないと」 そんな事を気にかけながら、シーブックは窓から自分の部屋へ入った。 相部屋のシローは未だ、夜勤から帰って来てはいない。 自宅に入る処さえ気をつけていれば、後はスンナリと蒲団の中に戻れるのは何時もの事だった。 見当たらない銀のロケットの事を考えながらも 2,3時間したら学校に行かねば成らないシーブックはそのまま深く眠る。 朝の食卓。 夜勤明けのシローが帰宅。 ロラン「シロー兄さん、ご苦労様です」 ノックスクロニクル誌を広げるアムロ「昨日も又、キンケドウ=ナウが暴れたってなぁ…」 シロー「ふわ~~ぁ……そうなんだよ、俺の夜勤の時を狙って出てくるんだよな~」 シーブック「 (;゚ -゚) ……ぐ、偶然でしょ?」 シロー、食卓を見回して「あれ?カミーユとウッソは?…」 ロラン「カミーユは部活の朝練でもう、出ちゃいましたよ。ウッソも朝の当番とかで…」 ギンガナム「コウ君。好き嫌いはイカンなぁ~!どれ小生が…」 コウ「や、止めてくださいよぉ…」自分の皿を身体毎、庇う。 ヒイロ「……」 キラは自分をギンガナムの絡む対象から逸れてくれている事に感謝しながら黙々と食べている。 (ドモン兄さんは海外の試合に出かけてるし…カミーユも居ない、ギンガナムさんを止める人が居ないんだよな…) 「ふ~ん……」朝の食卓の風景と化しているギンガナムは無視して… ロランの淹れてくれたお茶を啜り、夜勤明けのシローはホッと一息入れていた。 TVが報じる朝のニュース。 昨晩のボストニア城の事件を現場中継で流しているの見て…… アル「ねぇ、キンケドウってカッコ良いよね!シーブック兄さん」 シーブック「え!?……ああ、そうだな」 シロー「カッコ良い、ってなぁ……そんな奴を持ち上げるマスコミもマスコミだ!」 アル「でも、キンケドウは悪人からしか盗まないんだよ!それで困ってる人を助けるんだって 正義の味方だって、そうなんでしょ?」 シーブック「え?……う、うん……そうだな…」 ギンガナム「まぁ…義賊とか言われているよなぁ…小生はよく知らんのだが……ロラン君!御代りを所望である!」 シロー「アル……ドロボーはドロボーなんだよ!良いも悪いも無いんだ」 アル「そうなの?」 ヒイロ「……俺には分らない、何が正義なのか…」 コウ「怪盗とか…カッコ良く言われてるけどねぇ…実際はどうなんだか? ……あ!ギンガナムさん、それ僕の卵焼きぃ!!」 ギンガナム「ん?…モグモグ……イラナイのかと…モグモグ……思ってな。 う~~ん、ロラン君の焼いてくれた卵焼き。美味しいよ!」 コウ「最後の楽しみに残しておいたのにぃ!!」 ギンガナム「食卓でな、自分の好物を残しておくというのはな、独りっ子が甘ったれて言うセリフなんだよ」 何時の食卓だと、ここで話も収まるのだが…今日は少し違っていた。 シーブックが独り、キンケドウの話を蒸し返す 「けどさ……人助けはしてるってぇ!噂は聞くよ…」 シロー「そんなの噂だけのでっち上げだろ?シーブック……。お前、いい歳なんだから…モノの判別を…」 シーブックはさらに食い下がる「キンケドウは人殺しだってやっちゃいないんだぜぇ!!」 シロー「確かにそうだけど……それもどーだか?その内にボロも出てくるだろう…」 シーブック「…そんな奴じゃない!!」 シロー「シーブック。お前、何、熱くなってるんだよ?……相手はドロボーなんだぞ?」 アルは二人に挟まれ、怯えていた「……… (*1)))))) 」 二人は睨み合い、和やかな朝の食卓が一辺、険悪なムードに変る。 シーブックが兄に噛み付くのは珍しい事で、食卓に居る誰もが途惑っていた。 アムロ「二人とも、その辺で止めておけ!」 ロラン「そ、そうですよ!朝っぱらから……」 シロー「ああ、俺はもー寝るよ」立ち上がると機嫌悪そうに居間を出る。 アムロ、新聞を折りたたみ「シーブック。お前が悪いぞ!シローは夜勤明けで疲れてるんだ…あとで謝っておけ」 シーブック「…うん、分った(ムキになり過ぎたか?……)」 シーブックとシローの思わぬ衝突で重苦しくなった朝食の空気を散らすように 各人、他所他所しく朝の時間を過した。 ロラン「あ!もーこんな時間だ!!ジュドー達を起してこないと!!」 キラ「僕、起してくるよ…」 ヒイロ「……食事完了。出るぞ」 ギンガナム「…仕方ない…卵焼きの代わりに小生の納豆をあげよう…」 コウ「……今日はそれで、我慢しますよ」 同日の朝。新聞社にて、 フランはデスクに座りキンケドウの落としていった銀のロケットを眺めて考え事をしていた。 カイ「よう!キンケドウ番になって暫く…何かネタは掴んだのかい?」 フラン「そうですねー……、掴んだと言えば掴んだような……」 ボンヤリと銀のロケットの中身を観ている。 カイ「なんだい?これ…写真?」 ロケットの中にはシーブックとセシリーの2ショット写真が切り抜かれて入っていた。 カイ「これ、アムロんとこの弟だろ?隣の女の子は…その知り合いか?」 フラン「そうなんですよ……そこまでは、前のアムロ=レイ汚職事件の取材で分ってる事で……」 カイ「どれ、貸してみなよ……(銀のロケットを手に取り) ん?…このロケット、蓋の裏にプリクラが張ってあるな……大分、汚れてるけど……小さな女の子かな?…これは」 ロケットの蓋の裏には、薄汚いプリクラ写真が張られていた。 顔の輪郭で幼い少女と分る位で、写真だけでは誰だか、検討もつかない。 フラン「…何故…シーブック君の写真の入ったモノを……キンケドウが……謎だわ……」 思考を纏める為に暫くブツブツ呟いているフラン。カイの話も話半分で聞いているようだ カイ「ま、程々にな~……」 同日午前中、学園での授業中 シーブックは昨夜の活動が祟り、寝不足気味のようで机に肘を突き、居眠りをしていた。 ポゥ「そこ!私の授業中に寝るとは何事か!!このぉ!!」とチョークを投げ シーブックに当る「いてぇ~……」 後ろの席のミリアリア「又、グライダー作りで徹夜でもしてたんでしょ?」 シーブック「ま、まぁ…そんな処かな……(本当は…)」 斜め後ろの席のサム「ポゥ先生。お前に目ぇつけてるぞ」 シーブック「分ってるよ…」 「シーブック=アノー!!貴様……、毎回、寝てるな……そんなに……私の授業が退屈なのか?……」 涙目のポゥ。震えている。 他の科目での授業態度がさして悪くもないシーブックは何故だか、ポゥの授業では堂々と寝ているのである。 そんなシーブックの授業態度に…… 舐められている?や、他の教師よりも劣ると見られている? 等の疑問が湧き出て、 怒りの感情よりも教師としての自分の無力さを感じ、悔しさの余り零れた涙のようだ。 ポゥ「……暫く、自習だ」泣きながら教室を出て行く。 シーブック(ヤバ、泣いてた……ポゥ先生の科目が連続で入る日に限って、前日に仕事が入るからツイツイ寝ちゃうんだよな……) アーサーはケラケラ笑いながら「シーブック。ポゥ先生を虐めるのも程々にしとけよ~」 カミーユ「そうだ!授業が進まないじゃないか…」 シーブック「そ、そんなんじゃ…(苦笑)」 後でポゥ先生に謝りに行かねば……と、気が重いシーブックだった。 ボストニア城の事件から二日が経ち、 新聞記者フランはシーブック達の通う学園に取材で訪れていた。 フラン「貴方、セシリー=フェアチャイルドさんですよね?」 セシリー「はい…そうですけど…」 フラン「セシリーさんに見て貰いたいモノがあるんですが…」 フランは怪盗キンケドウと遭遇した晩に現場で拾い上げた銀のロケットをセシリーに見せた。 「中身の写真、貴方とシーブック君。ですよね?…」 「…ええ、そのようですけど……」 セシリーはフランの持っている銀のロケットも、中に入っている写真の事も、全て初めて見るモノで…答えようもなかった。 そもそも、持ち主であるシーブック自体、銀のロケットの事は他人には秘密にしていたし アクセサリーを身につけている事自体、男の癖にチャラチャラして…との気恥ずかしさから 他人には殆ど見せびらかずに黙って持ち歩いていた為、 シーブックと親しい友人達も…勿論、セシリーすらもシーブックの持ち物だとは知らない。 ロケットの中に入れてある写真にしても、修学旅行の際にクラスメート等、 大勢と撮った写真をシーブックが勝手に切り抜いたモノで、セシリーにとっては特別記憶のあるモノでも無かった。 その二人の様子を遠くから見つけたシーブックは、校舎の角にすぐさま隠れる。 シーブック(この前の新聞記者!?何でセシリーと……あ、アレ……ロケットを見せてるぞぉ!! あの記者が持ってたのか…厄介な事になってきた……) フランが去った後、シーブックはセシリーに事情を尋ねると さぁ?と、セシリーもまるで要領が掴めないようで…… 「怪盗キンケドウの事を私に聞いていたけど、そんなの知る訳無いのにねえ?……おかしな記者さんだったわ」 「……へぇ~…そ、そうなんだ。本当、変だね……」 平静を装うシーブック。しかし、心臓の鼓動は激しさを増す一方だった… それ以来、度々、学園に入り浸り、シーブックの周辺で取材を続ける新聞記者フラン。 家の周りでも張り込み取材を続けていた。 フラン「最近、シーブック君に変った事ありませんでした?」 コウ「え?……さぁ……」 フラン「シーブック君の様子、変じゃりませんか?」 アムロ「う……ん(少し考え)や、別に変った様子は…」 フラン「シーブック君のバイト先での様子なんですが…」 カロッゾ「ふはははは!彼は真面目に働いてくれているよ。朝パン主義への理解も早いしな…」 フラン「朝パン主義!?…」 カロッゾ「丁度いい!記者さんにも朝パン主義を理解してもらおうか、マスメディアの力は馬鹿に出来んからな」 小一時間、カロッゾの熱弁は続き…フラン記者も熱心に聞き入りながらメモを取り、 カロッゾ「どうだね!素晴らしいと思わんか!?朝パン主義の示す思想は!!凄かろう!!」 フラン「私はご飯党なので殆どパンは食べないんですよ……先程の続きですが、シーブック君の事で…」 カロッゾ「……」 フラン「シーブック君って、宝石とか貴金属類って好きなのかな?」 ジュドー「…(なんでもそんな事聞くんだか?)どっちかと言うと…興味無いみたいだけどね」 フラン「アル君にだけは特別よ(小声で耳打ちして)怪盗キンケドウ。この辺で観なかったかしら?」 アル「え!?…キンケドウが居るのを? Σ(゚Д゚;≡;゚Д゚) 何処?何処?」 ロラン「フランがシーブックの事をご近所中に聞き回っているよ。何かあったの?」 シーブック「……へー、そうなんだ…」 新聞記者フランの度重なる取材により不安に駈られたシーブックは 骨董屋シド’sショップへと脚を運んだ。 看板娘であるリィナが迎える「いらっしゃませぇ~」 シーブック「…シド爺さん、居ます?」 リィナ「ええ、奥に居ますけど、何か御用ですか?」 シーブック「シーブックが来た。って伝えて下さい……」 店に居た常連のジョゼフはシーブックの事を観察した。 余り店で見ない顔だ。ノックスの街の者でも無さそうだし、余所者?…等と詮索をしていると 店の奥からシド爺さんが酷く慌てながら、シーブックと名乗る者を奥へと引っ張り込んで行く。 リィナ「あの人は?……」 ジョゼフ「さぁな?……シド爺さんは顔が広いから…大方、黒歴史のモノ売り込みに来たジャンク屋だろう」 店の奥座敷、骨董品、黒歴史と言われている機械部品のジャンクパーツ等が積み上げられており、 雑然としている。半ば店の在庫品の倉庫と化している更にその奥…… 店の者も立ち入り出来ない場所に、地下に降りるエレベータがあり、その地下深く降りた場所に… CROSS-BONESの、怪盗キンケドウ=ナウのアジトが在った。 骨董屋シド’sショップの地下深い場所。 薄暗い場所で唯一、灯っているハロゲンランプの明りの下、向かい合うシド爺とシーブック。 シド爺「吃驚したぞぉ!シーブック……お前、正気か?…正面玄関から気来おって……」 CROSS-BONESのメンバーは普段、店には訪れないようにしている。 シド爺はシーブックがその禁を破った為、慌てたのだ。 シーブック「分かってるよ!けど…、緊急事態なんだ」 キッドが脇から机を転がして顔を出す。 横で作業をしていたようだ「なんだよ?その緊急事態って!?」 シーブックは二人に新聞記者フランの連日の行動を話す シド爺「う~ん……そりゃ、やっかいじゃのぉ……」 キッド「ヘマしてくれちゃってぇさぁ」 シーブック「御免、俺のミスだよ。けど……どうしたらいい?」 キッド「その記者、どうする?」 シド爺「シーブックに付き纏う記者がどこまで掴んでいるのか知らんが……下手に動くのは不味いな、 暫くは相手の様子を見るしかあるまい……」 同じ頃、ノックスクロニクル社にて、 取材資料を山のように積んでいるデスクで作業していたフランは「掴んだ!!これよ!!」 と叫び、拳を握って立ち上がって周囲を驚かせていた。 フラガとカイはコーヒーを飲みながら顔を付き合わせると、フランの様子を恐る恐る観察する。 フラガ「な~に燃えているんですかね……フランは?…」 カイ「さぁねぇ?…」 翌朝のノックスクロニクル、 フラン「編集長、今日は一大スクープを上げてみせますよ!明日の1面は空けておいて下さいね!!」と、デスクを立つ。 スレッガー編集長「お嬢ちゃん、鼻息粗いねぇ~…おい、お前、何か知ってるか?」 フラガ「さぁ~~……けど、最近は連日、熱の篭った取材を続けてましたからね…… なにか大きなネタを掴んでるような気配はありますよ。それが何か、までは……」 スレッガー「じゃ、お嬢ちゃんの掴んだネタ。それに期待してみましょうか(ニヤリ)」 同日昼間、 フランは、学園内にある校内放送用の放送室に居た。 横には放送委員のファがインカムをつけて座る。 「……え~ここで、我が、学園の放送部にスペシャルゲストです! ノックスクロニクル誌の記者。フラン=ドールさんに来て貰いましたぁ!」 フラン「どうも…始めまして」 ファ「今日は何か、この学園に関連したお知らせが有るとか…」 フラン「そうなんです!単刀直入に言うと……私の綿密な取材の成果により、 この学園の生徒の中に……怪盗キンケドウが紛れている事が判明したんですよ!!」 ファ「え!?……キンケドウって、あの…キンケドウ=ナウが?…この学園に、生徒の中に、ですか?……」 フラン「そ~なんです!今、世間を騒がせている怪盗キンケドウの正体を 私、ノックスクロニクルのフラン=ドールが大発表しちゃいます。興味のある生徒諸君は放課後、体育館に集って下さい」 ファ「凄い!!…それ、凄いです!!皆さん、放課後は体育館に要、集合ですね!」 このやり取りは校内放送を通して全校に流れ……校内が一斉にざわめき立った。 ジュドー「マジかよ!?」 イーノ「……お、面白そうだね」 エル「ね、行こうよ!放課後、体育館へ!」 ルー「キンケドウ=ナウの正体。放課後が楽しみね…」 放課後、体育館に向かう廊下の途中でキッドとシーブックが他人行儀に歩きながら雑談している シーブック「……いよいよだよ」 キッド「シド爺さんには既に伝えてあるよ。こっちの様子も既にモニターしてるから…」 シーブック「……キンケドゥを続けてりゃ、何時かは……と覚悟してたけど…」沈み込んだ表情。 兄弟達に掛かる迷惑。社会的責任等、で頭が一杯になりそれがグルグル回っている感覚だ。 キッドはシーブックの尻を叩き「その時はその時さ!クヨクヨしたってしょーがねぇーじゃん!」 シーブック「ああ……」 キッド「足が付くモノはシド爺さんが始末するようになってる。何もしないで捕まるのを待ってる程、 阿呆じゃないよ…心配すんなって」 シーブック「それはそうだけど……CROSS-BONESを止めるって事は………リィズ、リィズはどうなるんだよ!?」 それまで感情を押し殺して話をしていたシーブックは突如、周囲に響く程の声を荒げる。 「え!?……それは……」 それまで空元気を絞り出していたキッドもシーブックの迫力に途惑う 確かにその通りで、CROSS-BONESの活動の停止は……リィズの事と密接に関係していた。 白昼、廊下で秘密の会話をしていた二人だったが、シーブックの大声に反応して人が近寄って来る。 ガロード「あれ?……キッド。それにシーブック兄さん!」 ガロードの姿に驚く二人 キッド「Σ(゚Д゚;) ガ、ガンダム棒や!!」 シーブック「Σ(゚Д゚;)ガ、ガロード!!」 ガロード「ヘェ~二人って、知り合いだったんだぁ……」 シーブック「え?……あ、あ…そうそう!新型グライダーの設計をね……どうしようか?とか… 相談に乗って貰ってんだよ」 キッド「そ、そうだよ!」 夜の仕事の関係性を少しでも悟られない為に、シーブック、キッド、シド爺は 普段は接触を断っており、今回のような事態はさておき シーブックとキッドの二人は学園内で大っぴらに接触もしていなかったので ガロードが親しげな二人を見て、意外に感じたのは当然であり… ガロード「ふ~ん……そうなんだ……あ、早く行かないと、放課後の大発表会に間に合わないぜぇ! あのキンケドウ正体が分るんだ。行くだろ?」 シーブック「う、うん……先に行ってくれよ……」 キッド「後から行くからさ…」 ガロード「あ、そう。じゃ~先、行ってるよ!」 (兄貴とキッドって知り合いだったのか…あれで兄貴もグライダー好きなヲタっぽ処があるから キカイ好き同士で気が合うのかもね……って、そうそう、キンケドウの正体。誰なんだろう?楽しみ。楽しみ!) 元気良く走り去るガロードの後ろ姿を見て キッド「……俺達も、体育館に行こうか?」 シーブック「ああ…」 放課後。 ほぼ、全校生徒に近い人数の生徒達が体育館に集った。 教職員の面々はその様子を見守る。 マリュー「凄い人数ね、ほぼ全校生徒。と言った処かしら?……」 ハマーン「俗物どもが……大体、誰があの新聞記者に体育館を貸したのだ?」 カテジナ「私ですよ……。あの記者(壇上に上がっているフランを指し)とは知り合い……と言うよりも 中身の人が一緒なので…生徒の中に犯罪者が居るかもしれないと分れば、放ってはおけません。校長の許可は取ってあります」 ファラ「お嬢ちゃんも粋な事してくれるじゃないかぃ? ま、私の教えてる生徒の中にあの、キンケドウが居るとしたら ギロチン100発のお仕置きじゃ~済まないけどねぇ…」 マリュー「し、しかし……表沙汰になるのは……」 カテジナ「分っています。が……不心得モノにはそれなりの処罰を下すべきです。 キンケドウ本人、もしくは窃盗団に関っている輩が生徒が居るならば、どう繕っても新聞沙汰にはなりますよ」 マリュー「そ、それは、そうだけど……生徒達の事を思うと……もう少し穏便に…」 カテジナ「盗みをして犯した罪はつぐなわなければならないのです! これは仕方の無い事なのに。何故、それを分ってくださらない!!」 マリュー「……カ、カテジナ先生」 ハマーン「……そろそろ、始まるようだぞ」 フランが体育館の舞台上から説明。 「この数ヶ月。私、ノックスクロニクルの記者フラン=ドールは世間を騒がせている 怪盗キンケドウ=ナウの事件を追ってきました……(略)」長い講釈が始まる キラ「誰なんだろうね?」 カミーユ「シュドー、お前等の事じゃないのか?」 ジュドー「ちょ、ちょっとぉ~!?冗談キツイよぉ。兄さん、俺達もそこまで大胆な事してないてぇ……」 カズィ「本当にこの中に居るのかな?……」 サイ「さぁね?しかし、驚きだよな~あのキンケドウが俺達に混じってた、なんて」 ミリアリア「怖いわね……」 トール「そう?カッコ良くない?」 トビア「CROSS-BONESを掲げる盗賊。どんな人なんだろう……」 ベルナデット「トビア、興味あるの?」 セシリー「誰なのかしらね?シーブック、わくわくして来ない?……シーブック?」 シーブック「……」青い顔をしている。 フラン「丁度、今、ここに来ているようだし…皆さんに紹介して宜しいかしら?キンケドウさん?(ニヤリ)」 シーブックの鼓動が激しく為る。頭がカッカして、冷静を保つのがやっとだった。 「そう……貴方が怪盗キンケドウ=ナウの正体よ!」 フランが指した先に、生徒達の視線が集中する…… フランの指差した先にはドワイトが立っていた。 ドワイト「な!?……生徒会長である僕がぁ…何でキンケドウなんですか?…」 フラン「え……(違うの?……彼の動揺の仕方、本当に知らないようね…) あれ!?え~と……ドワイト=カムリは×と……。じゃー、今のは無しで」 手元にあるレポートにペンでチェックを入れてから再度、マイクを通して発表する。 「アーサー=ユング君。君でしょ!!」 アーサー「え!?俺がキンケドウ??」 フランは名前を挙げた生徒の反応を見ながら、次々にキンケドウの正体と思われる候補の名前を挙げていく。 取材レポートには、綿密な取材で選出していった候補者の数、108人分の名前が 学年別、出席番号順ビッシリと書き込まれていた。 フラン「え~……と、じゃー……87番目……ウッソ君!君でしょ!?」 ウッソ「嘘を言うな!!…………そんなのを、おかしいですよ!カテ…フランさん!!」 次々と告げられていく108人の中に、シーブックは含まれていなかった。 (因みにジュドー、ガロード、カミーユはリストアップされていた) 新聞記者フランは端からシーブックを犯人とは思ってないようだ… 新聞記者フランは初歩的な処で勘違いをしていた。 セシリーとシーブックの仲を密かに妬んでいた怪盗キンケドウが シーブックのアクセサリーを盗み、持ち歩いていた。と ……なので、その仲を妬む可能性のある人物達、 セシリーとシーブックどちらかに親しい周辺の人間関係をを徹底的に洗い出し、聞き込みしていたらしい。 フラン「…(略)と、いう訳でしょう?シーブック君」 「あ、そうそう!僕。怪盗キンケドウに盗まれたちゃったんですよぉ!ははははは……」 シーブックの乾いた笑いが虚しく響く。 フラン記者の勘違いと分り、心底安心すると共に、腰砕けになるシーブック フラン「でしょう!怪盗キンケドウはセシリーさんに惚れていたのよ! それで仲がいいシーブック君が付け狙われているんじゃないか?と私は張っていたわけなのよ!! (ふふ~~ん。と、腰に手を当て、得意げになる) けど、流石のキンケドウも敏腕記者で鳴らしている私、フラン様がマークしていると気付いてか? ここの処、シーブック君には手を出せず仕舞いだったけどね!!」鼻息荒く捲くし立てる。 後日、フラン記者は怪盗キンケドウの正体を解明する 108人の容疑者をデッチ上げたレポートを08分署に提出したが…… リリ署長、ココアを飲みながら、 「この記者さんは小説家にでも転職なされた方が宜しいんじゃありません?」 フラン記者のレポートの内容の不確かさに、突き返される嵌めに…… 怪盗キンケドウ=ナウは、今夜も闇夜に紛れて……世間を騒がせている。(終。続くかも?…) link_anchor plugin error 画像もしくは文字列を必ずどちらかを入力してください。このページにつけられたタグ ガンダム兄弟 キンケドゥ・ナウ シーブック・アノー フラン・ドール
https://w.atwiki.jp/studentx/pages/341.html
World War Hulk Frontline(ワールド・ウォー・ハルク:フロントライン) (シリーズタイトル、マーベル) 出版:2007年6月〜11月、全6話 (World War Hulk Frontline#1,2007年6月) 概要 大型クロスオーバー"World War Hulk"の期間限定タイ・イン誌。 "Decimation"タイ・インの"Generation M"、"Civil War"タイ・インの"Civil War Frontline"に続き、マーベルのクロスオーバーをジャーナリストの視点から描いている。 登場人物 サリー・フロイド:元オルタナティブ社の女性新聞記者。歯に衣着せぬ辛辣な言動が特徴。娘を失い、アル中になっていた。 ベン・ユーリック:元デイリー・ビューグル社の敏腕記者。"Civil War Front line"でサリーと共に新しい新聞社”フロントライン社"を立ち上げた。 ダニー・グランヴィル:ニューヨーク市警コスチューム課の刑事。サリー・フロイドと同棲中。 コーグ:ハルクが率いるウォーバウンドのメンバーで、土星の岩石型宇宙人。 Arch-E-5912:ウォーバウンドのパイロットでアンドロイド。 あらすじ #2から #5までは三つのパートが平行して描かれる 。 "Embedded Behind Enemy Lines" サリー・フロイドとベン・ユーリックの決死の取材を描く。 "Civil War Frontline"で二人が立ち上げた新しい新聞社"フロントライン社"は経営難に陥っていた。疲弊しきっていた二人の前に現れたのは、正体不明の出資者だった。 謎の出資者はオルタナティブ社を買い取り、事務所と従業員を与え、書きたい記事を書けと命じる。 そんなある日、宇宙に放逐されていたハルクが宇宙人を味方につけ、地球のヒーローに復讐するため来襲した。 ニューヨークは大混乱に陥り、二人はこの事件を最前線で取材することになった。 "Costume Division Death of an Android" ダニー・グランヴィルが務めるニューヨーク市警の元をコーグが訪れ、ある事件を調査して欲しいという。 事件はアンドロイドのArch-E-5912が何者かに破壊されたというもの。 ダニーはコーグと共に調査を始め、事件の真相に迫っていく。 "War is Heck" 毎回2ページほどの読み切りギャグコミック。本編とは全く関係ない。 キャプテン・リクティチュードというヒーローが登場する。
https://w.atwiki.jp/newstaff-officer/pages/17.html
東京日日新聞 1939 安くて便利な婢妾 一体、支那では凶歳や戦乱乃至は個人の生活苦から自家の子女、あるいは妻まで他家に売ったり、質に入れたりすることは、全く常套事である。人身売買は法律でこそ禁止されてはいても、事実は公認された重要な商品売買である。 農村にあっては、売手は破産した農民であり、買手は地方の地主富農である。いわゆる「畜婢納妾」とは、かくして購入せられた子女が、その主家で育てられて、 その採択によって妾とも、婢ともなるものが多い。 しかしかかる妾、婢は家中で、それぞれの勤めを行うのみではない中、南支では稲の植付、草とり刈入れと婦女の労働を要求することが多く、従ってかれ等妾、婢は農作に駆り出される。それは正に一般農家が雇う日雇婦よりもはるかに安くつく。広西省の報告では、妾が一年間に主家より与えられる贈り物は実に綿糸一梱という。これをかれ等はひまひまに織り、自ら裁って著物に仕立てるのである。若干かの資金があれば二三十元で女を買いこれを数年間育てて使うに若くはない。広東仏山の土布工業は、かくの如き織工として使用せられる妾、婢によって大半が行われていると聞く。
https://w.atwiki.jp/kisuitosuuki/pages/81.html
「禪。これって本当に買える状態?」 『肯定致しかねますね』 私たち二人の目線の先には、ごった返す本屋。 ここに来るまでに、ハリーと私は様々なお店を回り、アイスクリームを購入して食べ、一度箒屋をチラ見してきた。 最後に箒屋をチラ見してきたのは、敵情視察のためだ。 確かに私は既に箒屋に行っていて用はないが、その後に新作とやらが出た為に見てきた。 今年は、スリザリンが全ての箒をそれに新調――もとい、寄贈されるため、敵情視察も兼ねて、だ。 で、見てきたらこれがドンピシャリ。 ちょうどドラコがショーウィンドウに見入っているところだった。 結局彼も、年相応の少年だったという事の現れであろう。 それを確認して、ここに来たのだが……。 「どうしよう。ここで買えなかったら……」 『大丈夫だよ、ハリー。人がこんなに店内に入っているのは、あれのせいさ』 書店の入っている建物の二階の窓の横断幕を指す。 そこには、やはり<サイン会 ギルデロイ・ロックハート 自伝「私はマジックだ」>とでかでかと書かれている。 もちろんこれには、時間も書かれており、あと少しでそれは始まるようだ。 「そんなに凄い人?」 『ん~。これは見た方が早いでしょう』 と、ハリーにはそう言ったが、私は心底うんざりしている。 だってねぇ。 この人、ナルシスト至上主義だもん。 「もう!私も並んでるのよ?!って、あら?よかったわ。来たのね」 我先にと並ぶマダム達に押し出されて出てきたのは、ハーマイオニーだった。 『ハーマイオニー?ご両親は?』 「今、漏れ鍋で待機中よ」 さいですか。 まぁ、ダイアゴン横丁は彼らに馴染みがないだろうからね。 「ハーマイオニー、このサイン会の人ってどんな人?」 「今年の先生の一人よ!ほら、買い物リストもらったでしょう?大半の教科書が彼のものだわ!」 熱弁していますが、ハーマイオニー。 彼は確かに先生だし、今回必要な本の五割がその人の著作ですが、人格が……ダメです。 ダメ男なんですよ、彼。 マダオだよ、マダオ。 「そうなの?禪」 『ええ、ですが、見てから物を言ってください。ああ、本は一冊で十分でしょう』 「何言ってるの?!教科書だから買わなくちゃ!」 『ハーマイオニー。彼の所はほとんど同じことを繰り返しているのですよ。ですから、一冊で十分です』 この事実は、図書館に新刊として入ったそれらをセブルスとミネルバに一度読んでもらって、での結果だ。 私はそうして確信を得ているが、ハリーはどうしようと考えている。 『では、せめて二冊でどうでしょう?ハリーは今後の為にも節約しておいた方がいいですし、それら以外は、図書館で借りることが可能です』 「確かに本は高いものね。いいわ。ハリー、そうしなさい」 譲歩することで、ハーマイオニーが折れた。 ハリーが、扱いの酷い親戚しかいない身だというのを思い出したのだろう。 そうして三人で書店に何とか入り、ハーマイオニーはサイン会の列に、ハリーと私は二冊だけ持って会計へと並ぶ。 が、カウンターは一つだけなので必然的に会計の横でサイン会をしていたロックハートにハリーが見つかってしまった。 「そこにいるのは、ハリー・ポッターか!おお、私の本をわざわざ買いに来たのだね!さぁさぁ、こちらへ!一緒に写真に写ろうではないか!」 強引に、新聞記者に彼とのツーショットを撮られたハリー。 「さて、ハリー!君は運がいい!私との写真が、新聞の一面に載る!そんな君には、さらに私の本を全て手にするのです!――もちろん、無料で」 フィニッシュ!と言わんばかりに、ハリーの小さな手にどっさりと大量の本が積まれる。 この時も彼らは写真に収められ、新聞記者は踊り出しそうになりながら書店を去った。 私はそれを見て買う気が失せるが、仕方ないとばかりにカウンターにメモと一緒に出して本を買い、店を出た。 ちなみにメモには『学校のリストに載っているものです。私は彼のファンではありません』と書いておいた。 だってねぇ。 ファンと間違えられたら、嫌じゃん。 というか、私はそんな他人に依存しないと生きていられない生き物じゃない。 『ああ、もう!やっぱり人多すぎ!』 「禪!待って!やっぱり僕も一冊でいい!」 後ろからハリーが飛び出してくる。 その手に本はない。 ……あれ? もしかして、フラグへし折り忘れただと?! やべぇ! ジニーが、ジニーがヤバい!! 私がほぞを噛んでいる間に、ルシウス親子とウィーズリー親子と共に書店から出てきて、別方向へと歩いてゆく。 くそが!! 今ならまだ間に合うよな? 間に合うよな?! 『ハリー!預かっておいて!』 「え、え?禪?!」 ハリーに本を預け、ジニーを追った。 意外と速くジニーに追いついた。 オリバンダーの店に入る前に、ジニーの荷物から真っ黒な手帳を抜き取り、その場を去った。 ステルスモードになっているため、そのようなものを掏(す)られたとしても彼らは気づかない。 まぁ、魔法の目でもあれば別かもしれないが……。 さぁ、これで今年の要因はそろった。 覚悟してもらおう。 結界内に手帳を閉じ込め、それを鋭い目で見据えた。 次ページ:対決と二年生へ
https://w.atwiki.jp/arcanafamigliacolle/pages/268.html
アルバーノ 戻る(食 ★ファミリー、食 ★★ファミリー、食 ★★★ファミリー、アルバム、ア行) アルバーノレアリティ ★×1 レアリティ ★×2 レアリティ ★×3プロフィール(ネタバレ含むため折りたたみ式) レアリティ ★×1 カード名 アルバーノ★ アルバーノ+★+ 画像 blankimgプラグインエラー:ご指定のファイルがありません。アップロード済みのファイルを指定してください。 blankimgプラグインエラー:ご指定のファイルがありません。アップロード済みのファイルを指定してください。 攻撃力(初期/MAX) 1640/? 2040/? 防御力(初期/MAX) 1690/? 2090/? コスト 9 10 MAXレベル 25 30 スキル - 効果 - 入手方法 指令、ガチャ →契約 セリフ(ネタバレ含むため折りたたみ式) +... 好感度MAXセリフ ? ? ログイン時セリフ ? ? -セリフ ? ? レアリティ ★×2 カード名 []?★★ []?+★★+ 画像 blankimgプラグインエラー:ご指定のファイルがありません。アップロード済みのファイルを指定してください。 blankimgプラグインエラー:ご指定のファイルがありません。アップロード済みのファイルを指定してください。 攻撃力(初期/MAX) ?/? ?/? 防御力(初期/MAX) ?/? ?/? コスト ?? ?? MAXレベル 35 45 スキル ?? 効果 ?? 入手方法 ?? →契約 セリフ(ネタバレ含むため折りたたみ式) +... 好感度MAXセリフ ? ? ログイン時セリフ ? ? -セリフ ? ? レアリティ ★×3 カード名 []?★★★ []?+★★★+ 画像 blankimgプラグインエラー:ご指定のファイルがありません。アップロード済みのファイルを指定してください。 blankimgプラグインエラー:ご指定のファイルがありません。アップロード済みのファイルを指定してください。 攻撃力(初期/MAX) ?/? ?/? 防御力(初期/MAX) ?/? ?/? コスト ?? ?? MAXレベル 50 65 スキル ?? 効果 ?? 入手方法 ?? →契約 セリフ(ネタバレ含むため折りたたみ式) +... 好感度MAXセリフ ? ? ログイン時セリフ ? ? -セリフ ? ? プロフィール(ネタバレ含むため折りたたみ式) +... 名前 アルバーノ 性別 男 年齢 32歳 誕生日 9月10日 身長 180cm 職業 新聞記者 趣味 聞き込み その他 食事は早食い 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/fadv/pages/1001.html
悪魔の麦 悪魔の麦 (1980年) 題名:悪魔の麦 原題:The Money Harvest (1975) 作者:Ross Thomas 訳者:筒井正明 発行:立風書房 1980.10.20 初版 価格:\1,300 立風書房のロス・トーマスの作品がほとんどソフトカバーで出版されている中で、珍しくきっちりしたハードカバーで出されているこの作品。何か理由があるとしたら、ぼくは二通りの答えを想像することができる。一つは出版年度が新しく、そろそろハードカバーにして1000円以上の大台に乗せたいと立風が考えたこと。しかしよりもっともらしい答えは、この作品をハードカバーに相応しいこれまで以上にタイトなものだと編集者が考えたことであろう。 もちろんソフトカバーで出された『可愛い娘』だって『大博奕』だって『ポークチョッパー』だって十分にタイトでハードカバーにして再版されるに相応しい作品ばかりだと思う。しかしこの作品『悪魔の麦』の。ロス・トーマスにしては突き放したような書き方、ヒーロー不在の冷たくよそよそしいような作品は、なんとなくどの作品よりもハードカバーの気取りが似合いそうな気がする。 そういう冷たくて残酷で皮肉に満ちた結末を迎える病的なストーリーを、あっさりと感情を交えずに冷笑的に描くロス・トーマスというのもいるのである。あまりプロットで勝負しないと自身では言いつつ、これだけプロットで勝負した作品もさりげなく書いてしまうところが、この作家のウマミであると思う。 着かず離れずの二つの事件がどちらも読者の関心を惹いてやまないが、この作品に一貫して流れる残酷さは、むしろ病んだ時代の患部みたいなものが象徴化されただけであると思う。こういう社会的側面や犯罪の多様化したありさまを、小説の妙味としてミステリー仕立てに仕上げてしまうところが、この作家のすごみだと思う。新聞記者、合衆国政府領事といった彼の国際経験豊かな履歴が作品の土台となっていることを十分に感じさせる作品であると思う。 (1996.04.07)
https://w.atwiki.jp/vfmad/pages/275.html
最終更新:2011-10-09 予備予選 9~11ブロックbt2011 http //www.beat-tribe.jp/content/teamlist_2011btcup10.html 9ブロック(枡席) No.121よこはま☆゛C × No.9エンペラー ○○ No.44宗教法人 未定の華B - No.12あっためパラダイス ○ ◎ No.17ドキドキキャフェドール No.133刺スどくろ No.70枡席 ○ ◎ ☆ No.65滝プロデュース 二代目はクリスチャン No.137福島チーム ○ 10ブロック(自作マニア~ずB) No.107特効野郎B!チーム × No.83八王子B ○ No.35自作マニア~ずB -○ ◎ ☆ No.33レッドスター No.139金剛神夜勤明け往復運転 ○ No.68メルエムと王直属護衛軍と氷 ○ ◎ No.100おやザイル☆&ZENKAIプレイヤー No.45RISE FROM THE DEAD ○ No.80カブ1st 11ブロック(まりも精神後継者) No.119四つ角飯店 立川本店 × No.84真・奈良部クオリティー ○○ ◎ No.113もあい部屋 - No.56川崎 C No.51異界送り ○ No.93市役所ジャパン No.86まりも精神後継者 ○ ◎ ☆ No.5坂東太郎 No.99江戸川 ○ ●予備予選 9、10、11ブロック No.5坂東太郎 予備 猪嵐 秋刀魚 πSHENRONπ *PORUNGA* 暴れ馬 泥沼にひきずりこんでやんよ No.9エンペラー 予備 トム セルシウス 大車輪 真夏の夜の夢 つとむ☆ レイフェイ二枚だから、レイフェイ次第(トム、セルシは圏外って考えてね) No.12あっためパラダイス 予備 あっためアキラ あっためラウ あっためカゲ あっためシュン あっためブラッド バーチャという名のホットプレート。 No.17ドキドキキャフェドール 予備 まみず こぼうず きっど☆まん アイス でんすけ 画面の見てなさがカギ No.33レッドスター 予備 ちゃい スーパーゼウス マイ★アミ いろり 黒っち 頑張って擦れ No.35自作マニア~ずB 予備 自作マニア@もりを。 自作マニア@おさもん 自作マニア@そなた。 自作マニア@やんちゃ 自作マニア@会長 でぶ~ぱみゅぱみゅ No.44宗教法人 未定の華B 予備 よしださま ちゃおず みっちー おこさま クロパン 当日パチスロの熱いイベントが無ければ来ます(笑) No.45RISE FROM THE DEAD 予備 下井草 もっさん ACID 異形ノ拳 おんたま 死んでも生き返る。 No.51異界送り 予備 The Man ウエケン こうめ ガリレオ 超ホームランアキラ ガリレオはジャン使いじゃなくて、ジョン使いです。 No.56川崎 C 予備 STO きくりん ゆーじ キスケミカル いたりあ 川崎の屋台骨 No.65滝プロデュース 二代目はクリスチャン 予備 新橋組の滝 にいにい ええとこのボンボン クラフト 寿司眼鉄 志穂美悦子最強説を知らない者 悔い改めよ No.68メルエムと王直属護衛軍と氷 予備 メルエム めいなど かりまる。 左足の魔術師 かきごおり~んA 部屋とyシャツと私・・・みたいな。 ろーぷえいとyOSUKEとYOWASA・・・みたいな。 一試合は勝ちたい! No.70枡席 予備 すけるとん ささき ナポレオン ジャダ ダビ 座布団売ります No.80カブ1st 予備 カブ 千代 ロコ 安城 シバレース 北海道まで轟く戦いを No.83八王子B 予備 ちゃげ ナナホシ HAM むしょく ヒズミ 腹リオン「チョコチップ八王子もよろしく!」 No.84真・奈良部クオリティー 予備 たいら TOKIO 珍獣王 ダイナ ネル 本当に今度こそ俺達がNo.1だ!! No.86まりも精神後継者 予備 JOE みらい とむ すぐいくお でんせつえすぴ~ まりも魂ここにあり No.93市役所ジャパン 予備 市役所広司 笹塚 押忍 ポップタタリ プレイボーイ バサラ ロンドン五輪の前にまずはここ。 No.99江戸川 予備 カエサル タカアキ けんちゃん シーキング もんぶらん ローテンションです。 No.100おやザイル☆&ZENKAIプレイヤー 予備 スワン ミニチュア ほぇ~ 葉隠龍☆葵 まさとさま おやザム発動!…かめはめ波が出ない!! No.107特効野郎B!チーム 予備 やいば カテジナさん カープ 李小龍 レベルK 国領ゲームスポットB!は閉店しました。 No.113もあい部屋 予備 やみなべ ジャグラーさん きらよしかげ マルスケ☆モスモス セルフマン シルクハット蒲田店2セット50円 EXジャグ連 No.119四つ角飯店 立川本店 予備 カン・JUNさん ぼこみち ベッチ ドS番長 ザク隊長☆(い) 立川メシなら四つ角飯店へ! No.121よこはま☆゛C 予備 亜希 ち~すけ☆ ムック リトル 二代目ホワイトウルフ よこはま☆゛Bにも負けない No.133刺スどくろ 予備 サカキ スワコスター ドスケン クリフト ロッカク 観光勢 No.137福島チーム 予備 ドラマス ゆうき よっちゃん バーダック マゲオ 東北がんばっぺし! No.139金剛神夜勤明け往復運転 予備 ぱあぴん にゃんちゅう 寝釈迦さん パヲ 金剛神 No Coment BT杯 2011
https://w.atwiki.jp/bonkura_448/pages/76.html
3/1 『 忘れた頃やってくる 』 『 ぶひぶひ 』 『 マーチングバンド 』 3/2 『 C1の桜吹雪 』 『 ミニサイズ 』 『 ケンカ両成敗 』 3/3 『 C1プリンセス 』 『 ミミガー好き 』 『 横浜のお嬢様 』 3/4 『 裁縫マエストロ 』 『 手芸好き 』 『 コスプレ準備大忙し 』 3/5 『 ミス湾岸 』 『 珊瑚礁 』 『 沖縄にいきたーい! 』 3/6 『 スポーツ新聞記者 』 『 長靴とネコと気球 』 『 80日間 』 3/7 『 大江戸火消し 』 『 ハックション 』 『 湾岸の消防団長 』 3/8 『 C1のまーや 』 『 蜂の一刺し 』 『 横羽のハッチ 』 3/9 『 切手マニア 』 『 大爆発 』 『 パーソナリティ 』 3/10 『 甘々キッズ 』 『 平和祈願 』 『 ミント 』 3/11 『 コラムニスト 』 『 白黒パンダ 』 『 イタリアのパンダ 』 3/12 『 すってんてん 』 『 サイフからっぽ 』 『 現金主義 』 3/13 『 パン派なんです 』 『 漁師 』 『 パン好きなんです 』 3/14 『 お返しゲッター 』 『 キャンディー 』 『 倍返し回収 』 3/15 『 靴と鞄は似ている 』 『 お客様は神様です 』 『 ほうれん草の鉄人 』 3/16 『 山岳暴走族 』 『 女王様の手下 』 『 大自然 』 3/17 『 ヤンマガ読者 』 『 漫画少年 』 『 マガジン買います 』 3/18 『 首都高の召還師 』 『 姫車 』 『 首都高の精霊 』 3/19 『 旋律の魔術師 』 『 霧島 』 『 ミュージシャン 』 3/20 『 カタカタカタカタ 』 『 サンサン太陽 』 『 オレはLP派 』 3/21 『 ピカピカの一年生 』 『 動物愛護 』 『 湾岸の奇術師 』 3/22 『 水マイスター 』 『 放送作家志望 』 『 夫婦ぜんざい 』 3/23 『 湾岸タイフーン 』 『 カオス理論 』 『 湾岸ハリケーン 』 3/24 『 マネキン 』 『 あやつり人形 』 『 人形使い 』 3/25 『 湾岸の電気祭り 』 『 ビリビリ 』 『 東京湾の電気なまず 』 3/26 『 風呂掃除当番 』 『 湯めぐり 』 『 風呂掃除当番さぼり 』 3/27 『 C1チェリー 』 『 奥の細道 』 『 花見の場所取り当番 』 3/28 『 クローバー 』 『 バンドマン 』 『 ラッキーアイテム 』 3/29 『 まりもちゃん 』 『 八百屋さん 』 『 湾岸の天然記念物 』 3/30 『 ファミリー 』 『 ねこふんじゃった 』 『 シチリア島 』 3/31 『 パリジェンヌ 』 『 決算大セール 』 『 エッフェル塔 』
https://w.atwiki.jp/tv-drama/pages/372.html
小泉 孝太郎(こいずみ こうたろう、1978年7月10日 - )は、日本の俳優、タレント。イザワオフィス所属。元首相・小泉純一郎の長男、政治家・小泉進次郎の兄。愛称は孝太郎、こうちゃん、こいちゃん、こたろうなど。 神奈川県横須賀市生まれ。1982年、4歳のときに両親が離婚。関東学院六浦小学校・関東学院六浦中学校・関東学院六浦高等学校卒業。日本大学経済学部経済学科第二部(夜間部)中退。学生時代はとび職に憧れ、アルバイトも経験した。 高校生時代は野球部に所属し甲子園を目指していたが、3年生の地方大会のときに腰を痛め、ベンチに入れず応援する側に回った。チームは地方大会の1回戦で敗退し、本人も野球の道を断念した。 2000年に開催された「21世紀の石原裕次郎を捜せ」オーディションに応募するも落選。 父親が内閣総理大臣になり時の人になると、芸能人志望であった孝太郎を、その話題性から複数の芸能事務所が獲得に動き、イザワオフィスと契約。すぐにCM契約が決まる。 所有資格は第四級アマチュア無線技士など。孝太郎の名は、元産経新聞記者で政治評論家の俵孝太郎から取ったもので、後に俵とCMで共演している。 ドラマ 初体験(2002年、フジテレビ) - 高梨歩 役 ナースマン(2002年、日本テレビ) - 浅野比呂志 役 しあわせのシッポ(2002年、TBS系) - 西寺誠司 役 ホーム アウェイ(2002年、フジテレビ系) - 中森学 役 狂った果実2002(2002年、TBS)- 主演・河野春次 役 僕だけのマドンナ(2003年、フジテレビ) - 中野隆志 役 転がしお銀~父娘あだ討ち江戸日記~(2003年、NHK) - 初市郎 役 異議あり!女弁護士大岡法江(2004年、テレビ朝日) - 岡原文雄 役 ナースマン~あの男ナースが帰ってきた!!(2004年、日本テレビ) - 浅野比呂志 役 ピンクヒップガール(2004年、フジテレビ) - 前田遼太 役 義経(2005年、NHK) - 平資盛 役 スローダンス(2005年、フジテレビ) - 八嶋優太 役 壁ぎわ税務官シリーズ(フジテレビ) - 石上正直 役
https://w.atwiki.jp/twinkletimeprecure/pages/84.html
第33話 「私ってナニ?!フーミンと友情のプレゼントッ!」~あらすじ~ 放課後、教室でたそがれるフーミン、そこへあゆむが登場、明日の試験範囲を聞いてくる フーミンが答えると、あゆむはお礼を言って去っていく フーミンは考える。 自分は人より事情通なためみんなに頼られているが、本当は百科事典のようにいいように使われているだけなんじゃ…? そんな悩みを抱えるフーミンはある日オッキーの家に招待される 彼女には妹がいてお姉ちゃんに頼りっきり、そんな様子を見たりオッキーと話したりする内に、 何か自分の中で悩みに対しての納得のいく答えが出そうになる 帰り道、それを頭の中で整理していると再びあゆむが登場 またも頼られてしまいうんざりするフーミン、結局考えはうやむやになってしまう そして振り返るとそこにはガイが! 「気づいているんだろう…?今のお前は皆に良いように使われるペン!つまり道具だ!」そう言い放ち… 翌日、HRの時間にまたもフーミンに頼るあゆむ。すると堪忍袋の緒が切れたフーミンがヤッテラ化! 変身する3人、外へ出て交戦、フーミンの不満や悩みを叫び暴れるヤッテラ それを聞いたオッキーは慌てるクラスメイト達にある事を提案する ヤッテラの多彩な攻撃に苦戦する3人、そこへオッキーが現れヤッテラの注意を引く ヤッテラがそちらを見ると窓から「いつもありがとう!」と書かれた旗をふるクラスメイト達が 実は日頃のお世話にクラスのみんなでプレゼントを用意していたのだ みんながフーミンを頼りにしてるのは信頼しているから、つまりみんなフーミンが好きなんだという事を語りかけるオッキー ヤッテラの動きが止まり、その隙を突いて浄化するラピス 代表してフーミンに「ごめんね、いつもありがとう」と謝るあゆむ おわびに何かご馳走するねと言った所、フーミンの提案でみんなにご馳走するハメに 笑顔で店へ向かう一同、財布を手に落ち込むあゆむ すれ違いざまにあゆむに「自分で出来る範囲はやってよね」とクギを刺すフーミン あゆむは微笑み、みんなと一緒に店へ向かうのだった 出撃幹部スレッジ・ガイ 新聞記者ヤッテラレッカー ※プレゼントはペンと手帳